単純な権利取得日アマノリーについて、修正を加える必要があるのでしょうか?
特に、数カ月前からの上昇傾向があるものについては、2ヶ月あるいは3ヶ月の保有の方が、よりリターンが大きくなる様に感じますが、正しいのでしょうか?
今回の結果を整理すると、権利取得少し手前から下落傾向に転じて、直前に僅かに反騰はしましたが、不十分なものでした。
一方、数ヶ月間の上昇は、5から10%でした。
この上昇のために、直前の上昇が制約を受けて、カレンダーで16日、取引日で12日と早い段階でピークとなり、その後下落に転じました。
この傾向から行けば、権利取得日の3.5ヶ月、あるいは、2.5ヶ月前に取得して、0.5ヶ月前に手仕舞いするのが、最も効率的となりました。
年間利率6%の銘柄であれば、2ヶ月間の投資結果は、4から8%、3ヶ月間なら5から10%となり、半年毎の配当3%よりも大きなリターンを得られることとなります。
インターバルとして、2ヶ月を採用した場合、年間6回転となり24から48%が、3ヶ月なら、年4回転となり、20%から40%が期待できます。
一方、アノマリーをそのまま利用して、毎月、17営業日に購入して、権利確定日の直前に売却、権利確定日翌日の下がった所で購入して、5営業日で売却、翌月の権利確定銘柄を17営業日に購入するサイクルでは、17営業日での値上がり、2%、権利確定日翌日に購入して、値上がり1%〜2%の合計3%〜4%が確保出来たとして、年間12回転、36%〜48%となります。
これは、2ヶ月と3ヶ月ピッチでの投資と比較しても、遜色ないか返って良い結果となります。
2ヶ月あるいは3ヶ月間、値上がりを期待するよりも、リスクを低減出来ます。
今回は、リートが4月以降全体に値上がりすると言うかなり特殊な条件したが、アノマリー投資はその中でも、しっかりと結果を出していました。